トップレミニセンスを意識した復習方法で覚える

レミニセンスを意識した復習方法で覚える

例文やフレーズなど自分の表現力を拡張するため、何かを覚えようと
するとき、そのやり方によって結果には大きな差が出るものです。

ポピュラーな方法としては、

1)単語カードを選んで眺める
2)単語帳に書いて眺める
3)デジタルツールを使う
4)メモ用紙に書いてそれを眺める
5)そのたびに本を開いて中を見る
6)パソコンを立上げファイルを確認する
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英文記憶

いろいろな方法があります。
当然、それぞれやり方が違うので、良い点と悪い点があります。

また、ただ効率良く覚えるための行動だけではなく、前回の記事に
書いたように、人間の記憶特性として「レミニセンス現象」という
ものがあるので、それを考慮した進め方をしています。

この部分については、あとの方で書きます。

■ポイント:

効率良く記憶作業を進めて行くときのポイントとしては、大きくは
次の4つだと思っています。

1)携帯性  (いつでもどこへでも持って歩ける)
2)操作性  (瞬間的に始めて、瞬間的に終れる)
3)印象度  (1回の学習でどれくらい記憶に残せるか)
4)製作容易度(記憶のためのツールを簡単に作れるか)

いかに簡単に準備し、素早く、繰り返し、印象深く、復習できるか
ですね。

記憶するときの小道具

わたしがやっているのは4つのパターンで、そのときの内容に合った
ものを選択しています。

1)大学ノートに1つずつ書いていき、都度開いて眺めて復習

  長期取り組み・保存タイプ。
  きちんと残しておきたい場合で、長い期間、何度も眺めて活用を
  続けるケース。最初に書きながらある程度を覚えていきます。

2)大学ノートの1/4サイズのミニノート使ってどこでも復習

  常時携帯利用タイプ。
  いつも胸のポケットに入れて持ち歩き、わずかな時間使って復習
  肌身離さず、必要なときに取出して利用するようなケース。

3)メモ用紙記入、折りたたみ持参し復習

  一番簡単でオーソドックスなやり方で、A4サイズの用紙1枚に
  対象のフレーズやセンテンスを記入します。そして、地図を開く
  ときのような1発で開けるやり方で折りたたみ持って歩くやり方。

4)書籍を切り裂き分割利用して利用するやり方

  簡単製作短期使用タイプ
  1冊の本だと持ち運びが不便で、ターゲットページはすぐに開く
  ことができないため、章やステップ毎に切り分けて個別利用する
  やり方。薄くて持ち運びし易く、対象ページがすぐに開けます。

今回は、4項のやり方について書いていきます。

本切り分け1  本切り分け2

大事な本を切り分けてしまうので、バラバラになったりなくなったり
することもあります。

短期使用なので問題ない・・としていますが、中にはすばらしい内容
の本で、どうしてもきれいな状態で残しておきたいという本の場合は、
残すためのものとしてもう1冊、同じものを買うようにしています。

 

記憶はどうしても繰り返しが必要

前回の記事にも書いた通り、記憶する作業に対しては、
レミニセンス現象」というのがあるので、それを理解して学習計画
をたてた方が良いと思っています。

集中して覚えるよう取り組んだあとは、何もしない(あるいはまった
く別のことをする)、いわばインプットした情報を定着させ熟成させ
るための「休憩時間」を設けるべきだということです。

また、集中復習、休憩、集中復習、休憩・・というように、何度か繰
り返す必要があります。

そのようにすることで、そのうち全てが頭の中にイメージとして出来
上がり、瞬間的に想起できる瞬間がやってきます

そうなったら次のものへ進み、前回のものは、復習のピッチを1週間
に1度というように間隔を広げるというやり方をしています。

ここでのポイントは、
 ・1回の量(覚える対象の数)
 ・休憩のタイミング
 ・繰り返しの回数

そして、
 ・復習時のやり方

だと思っています。

■1回の量:
 復習に当てる時間において、適当な回数繰り返せるように、あまり
 多くし過ぎないことです。文を暗記して繰り返し練習するようなと
 きは、目安は20文くらい。多くても30文くらいまでにしています。

■休憩のタイミング:
どのくらいが適当なのか、まだ確信できるサイクルはありませんが、
今までの経験より、何となくですが「3日:短時間集中復習」し、
「1日:休憩」ということで行っています。「3」という数字には
安定感を感じるので。

■繰り返しの回数:
目安ですが、
(3分間/回、1日3回、3日間、1日休憩)× 3回繰り返し

としています。(もちろん飲み会などがあるとバラツキますが・・)
1サイクルは、時間にして81分間、日数にして12日間程度。

■復習時のやり方:
印象深い復習をするため、そしてできるだけ臨場感を高めて復習で
きるようにするため、どうやるのが良いかと考えています。

そのポイントとしては、対象の文とそのシチュエーションを強く
イメージしながら文を読み上げるようにしています。

あたかもその場面にいるような、話す相手が目の前にいるような
イメージを作って・・。
 

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