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アメリカなどの貨幣の使用状況

 日本のお金にはご存じの通り、紙幣と硬貨があります。
 香港も日本同様紙幣と硬貨があり、その種類も多いです。

 ところが中国では硬貨は1種類。1元(19円程度)の1種類のみ。
 ベトナムの場合はまったく硬貨が使われてなかったと思います。

 2002年頃の話ですが、ベトナムでは日本の銭や1円にあたるものまで
 紙幣で、多くの分厚くなったボロボロの紙幣の束を持って、買い物を
 していました。

 日本円にして2000円くらいももっていると、何とその札束の厚さは
 組み合わせにもよりますが1cm以上になったりもします。

 当時は自動販売機がなかったと思うのですが、あれでどうやって
 自動販売機で支払い処理をするのでしょうか・・。

 一方、アメリカも日本同様、紙幣(bill)と硬貨(coin)があります。
 一般的に使われている紙幣は、1、5、10、20、50、100ドルの6種類。

 2ドル札もあるようですが、不吉な札という位置づけとなっており、
 あまり使われていないようです。

 1000ドル札などの高額なものもあるのですが、これは一般の部分では
 使われておらず、銀行や会社の取引きなどで使用されているだけのよう
 です。

 硬貨の方は、1、5、10、20、50セント、1ドルコインの6種類あり、
 それぞれが俗称で呼ばれることが多いです。

 penny
 

 
 1セントは penny(ペニー)、5セントは nickel(ニッケル)、
 10セントは dime(ダイム)、25セントは quarter(クウォーター)、
 50セントは half dollar(ハーフダラー)、
 1ドルは dollar(ダラーかシルバーダラー) と呼ばれています。

 硬貨が使用されるのは、飲み物などの自動販売機や公衆電話をを利用
 するときですが、もう一つ重要な場面はチップを払うときです。

 自動販売機は1ドル紙幣が使用できるのですが、ほとんどは硬貨が
 使われています。

 他に、コインランドリーやパーキングメーターなどでも硬貨を使用
 することになり、これらはクオーター以外は使えないときがあるので、
 いつも少しは持っておかないと困ることがあります。

 アメリカでは犯罪が多いので、金額の大きな支払いは通常クレジット
 カードや小切手が使われ、現金は少ししか持ち歩かないのが普通の
 ようです。

 最近では完璧なクレジットカード社会化されているので、高額な
 買い物だけでなくちょっとした買い物でもカードで支払うように
 なっています。

 日本でもどんどんカード化が進んでいますが、種類が多すぎて使い
 分けるのに少し不便なので、もう少し統合されないものかと思う
 今日この頃です。
 

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