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中級表現：What makes you ～？

重要基本文には、初級で覚えるべき基礎的な基本文と、中級レベルになって使いこなせるようになる、気のきいた表現があります。

ここでは、日常会話でよく出てくる中級向けの基本文を、１つずつ取り上げて学習していきます。１文１文しっかり覚えて練習を繰り返すことにより、自分の会話力を強化していけると考えています。

今回は、その気のきいた表現の一つから、かなり良く使う構文である「What makes you ～？」をピックアップしました。

《課題文》

どうして～するのですか？
What makes you ～？

■例文：
What makes you say that？
どうしてそんなことを言うのですか？

What do you say that？
と同じ意味になります。

どちらも同じ意味を言っている文なのですが、話し方のニュアンスが違っています。伝えている意味が違うというのではなく、気のきいた少しセンスのいい話し方だという感じですね。英語に慣れている人がよく使う、スマートな表現とでも言いましょうか・・。

かつて、このような表現はまだ一度も使ったことがなく、いつも「What do you ～？」と言っていた頃、英会話講師の人に尋ねてみたことがありました。

「私はいつも What do you say that？の文を使うのだけど、」
「あなたは What makes you say that？の文と比べると、どちらをよく使うのですか？」
・・と。

その返答は、
「ええ、What makes you ～？ の方をよく使いますよ！」
とのことでした。

私はすぐに、
「よーし、この文を使いこなせるようにしよう！」
と、決心したのでした。

いろいろな重要そうな英文があったときに、自分ではそれがよく使われる文なのか、そうではなくある限られたところで使われる文なのかがわかりません。

そういう意味では、信頼している人や書籍から「この文はよく使うので覚えて置くべきだよ！」という情報が、とてもありがたいといつも感じたものでした。

さて話をもとに戻します。
課題の文において、さらに疑問を強調する場合には、
What in the world makes you say that？
一体どうしてそんなことを言うの？
のように言います。

《解説》

What makes you ～？ は、
「何があなたを～させるのか？ ⇒ どうして～なのか？｣
の意味で、疑問詞 What を主語にした無生物主語構文のーつです。～の部分には、形容詞または動詞の原形が入ります。

このパターンを使えば、理由を尋ねる疑問詞である Why を使わなくても、いろいろなことが表現できます。過去に対して話す場合は、makes の部分を made に替えます。

What makes you sad？
何があなたを悲しくさせるの？ ⇒ 何か悲しいの？

What makes you change your mind？
何があなたの気持を変えさせたの？ ⇒ なぜ気が変わったの？

What brings you here？
何があなたをここに連れて来たの？ ⇒ どうしてここにいるの？

《ほかの例》

What makes you think so？ は、
「何があなたをそう思わせるのですか ⇒ なぜそう思うのですか」
の意味になります。

Why do you think so？ とも言えますが、
What makes you think so？
の方が会話ではよく使われます。

What makes you so sure？
どうしてそんな確信を持てるのですか？

What makes you so sure？
は、相手の断定的な言い方に対して、その根拠を求める時に便うフレーズになります。

How can you be so sure？
どうしてそんなに自信があるのですか？
も同じ意味を表します。

What made you come to Japan？
日本に来られたきっかけは何ですか？
（この文はよく使いましたね‥）

What made you come to Japan？
なぜ日本に来られましたか・・は、
What brought you to Japan？ と同じく、
「日本へ来たきっかけ」について聞く便利なフレーズです。

Why did you come to Japan？
の文は、非常に直接的だったり、否定的に聞こえることがあるので、使わない方が無難な文です。

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