8秒エクササイズの詳細とその学ぶべきポイント

前回の記事で「スティーブ・ソレイシィ英会話8秒エクササイズ」について、ご紹介させていただきました。それは、スピーキング力のアップ、特にその瞬発力を鍛えるためには、このような時間的制約がある中で素早く返答するという練習が、とても効果的だと思っているからです。

talking

最初に英語学習を再開した頃は、いきなり実戦会話から始めたので、相手からの質問に対して英文がすぐに出てこなくて、「あー、うー‥」とうなってばかりだったのを覚えています。

でもあきらめて投げ出すことはできなかったので、「Just a moment, please.」を繰り返し、いつも持って歩いていた電子辞書で調べては返答をしていました。

 

このときのシチュエーションは、まさに英会話8秒エクササイズと同じ状態ではなかったかと考えています。相手の質問に対して許される時間(相手が何とか待ってくれる時間)内に、可能な限り答えるよう頑張っていたからでした。

8秒という許される時間内に、2~5つの短い文で返答する力

このような時間的制約の中で、集中して考えて英文を作り、素早く返答していくという訓練は、自身のスピーキング力アップのためには絶対に必要だと考えています。

英会話レッスンを行っている人に対しても有効ですし、レッスンを受けたいなと思っている人の場合はなおさら、その前にこのようなトレーニングをして、スピーキング力を少しでも高めてからチャレンジされるのが良いと思っています。

レッスンをずい分楽にスタートすることができると思うので。

8秒エクササイズの詳細

8秒エクササイズやり方の良い部分を理解して、自分の学習に取り入れることができるように、もう少しその内容とエッセンスがわかるように説明していきます。

8秒エクササイズとは?

「8秒エクササイズ」はMr.ソレイシィのオリジナル・メソッドで、英会話に必要な瞬発力を鍛えるために作られた教材。テキストも辞書も不要。使うのはCD3枚だけ。

1日10分、20日間のレッスン内容。音声CDを聞き、口に出すだけ。それぞれ8秒という制限時間内に、英語が出てくるようになるまで何度も練習する。

基本的なレッスンの流れは、

日本語設問8秒ポーズ開始この間に英語で返答ポーズ終了解説
となっています。
 

 

参考にしたいポイント

やり方で参考にしたいポイントとしては、次の4つになります。

1)I like ~. の構文で素早く多くの文を作る練習
(I'd like ~. や May I ~. や Would you ~.? ‥‥など多数)
→ 8秒間の中で、自分で考えた文を最低2つ、できたら5つ以上作る。

2)肯定/否定/疑問文、時制を変えて瞬間英作を繰り返す練習
(She is cute. She is not cute. Is she cute? She was cute. ‥‥)
→ 課題文を、肯定文、否定文、疑問文、過去文、過去否定文‥疑問詞文‥と、次々に質問してくるので、素早く返答。これが何度も繰り返される。I think ‥ I hope ‥ I should What When Where Who How ‥‥ここで多くの実用的構文を練習。

3)質問に Yes/No と返答し+オリジナル文を付け加えて返答する練習
→ 質問文に対して Yes,‥と返答し、さらに1~3の補足説明文を付け加えて返答する。

4)課題を受けて、30秒間ミニスピーチ練習
→ 課題(例:父親について説明して)の説明後、用意スタートで次々に父親についての文を作り、説明をしていく。30秒の間に5~6文を作って相手に説明する。

【独り言】
しかしいつも感じるのですが、いくら参考になるポイントや良い練習方法を知っても、続かないと結局同じなんですよね。いつまでも話せないし、自信も一つもできてこない。

どうにかして一人で長く続けたいのなら、8秒エクササイズやピンズラー英語のようなトレーナー教材にリードしてもらい頑張りながら続けるか、私のように実戦会話に挑み悔しさの中でもがきながら続けるか‥‥なんですよね。

<以下「英会話8秒エクササイズ(スティーブ・ソレイシィ著)」より>
【目次】
●1:英語の基本的な礼儀を身につけよう
(→ please! をつければ丁寧になる‥と勘違いしていませんか?)
DAY 1 ~をいただけますか?/~をいかがですか?
DAY 2 ~していただけますか?/~してもいいですか?
DAY 3 ~したいのですが/~したいですか?
DAY 4 DAY 1~3の復習

●2:日本語では主語を言わない、英語では主語を言う!
(→「疲れた! 」は Tired! ではありません)
DAY 5 主語をつける練習 その1(「人」を主語にして)
DAY 6 主語をつける練習 その2(That を主語にして)

●3:お役立ちフレーズを使いこなそう
(→ gonna (=going to)とwill、「勝ち組」は gonna!?)
DAY 7 予定を話す
DAY 8 予定を話す:疑問詞から始まる疑問文
DAY 9 ~しなくちゃ/~しなくていいんだ/~しないとだめ?
DAY 10 DAY 5~9の復習
DAY 11 ~したほうがいい/~したほうがよさそうだなあ
DAY 12 ~したほうがいい?:疑問詞から始まる疑問文

●4:レベルアップ表現にチャレンジ
(→「風邪をひいたかも」がとっさに言えますか?)
DAY 13 ~だといいんだけど
DAY 14 ~と思うんだけど/~したかも
DAY 15 DAY 11~14の復習

●5:一言だけで返事を終らせない! もっと会話をはずませよう
(→会話上手は Yes, I do./No, I don't. を使わない)
DAY 16 「ありがとう」に続けて+1文/+2文
DAY 17 「はい」「いいえ」に続けて+1文/+2文
DAY 18 「いつ、どこで、何を」などに答える 1文/2文
DAY 19 DAY 16~18の復習

●6:自分のことをベラベラしゃべろう
(→英会話なんてもう恐くない!)
DAY 20 「30秒ミニスピーチ」にトライ!
 


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