最短で話せるようになるため、やらないと決めたこと4

最初は「英単語学習をやらない」と決め、
次は「テキストを何冊も使うのはやめる」と決めました。

そして3番目にやらないと決めたことは、
「複数の言い回しを覚えるのはやめる」ということでした。

同意表現

英語の場合は、同じ意味を表す表現が複数あるケースが非常に多いです。それらをすべて覚えて状況に応じて使い分けることは、より自然に話すためには必要なことなのかも知れません。

しかし、英語学習の駆け出しである自分に取っては、複数の同意表現をどちらも覚えて使い分けるなどという余裕はないし、英語を話せるようになるために必要な最低限の知識に絞り込みたかったので、言いたいこと一つにつき、一つの表現に絞り込むことにしたわけです。

このころ特に考えていたことは、最短で英語を話せるようになるには、話すために必要な最低の知識をできるだけ早く覚えるべきだ・・ということでした。

そのため、私は英会話初級者ですと言って話すのでしたら、
・今は必要ないと思えるもの
・少し話せるようになってから覚えることで大丈夫なこと
・ほんとうにたまにしか使わないような単語や知識
などを、すべて当面のターゲットから外して、今やらないといけないことだけに集中しようと考えていったのです。

言いたいこと一つに対して、覚えるものは一つという考え方で整理したのは、次の3つです。

①フレーズの絞り込み
②基本文の絞り込み
③接続詞/副詞の絞り込み

 

①フレーズ絞り込みの例

もしも「会議に出席する」と言いたい場合には、
attend the meeting
take part in the meeting
join the meeting
    ・
    ・
というような、同じような意味を表すフレーズはたくさんあります。

narrow down

これらを全て覚えようとするのではなく、自分にとってわかり易く使い易そうだと思うフレーズを一つだけ覚え、いつでもそれを使いこなすようにしました。

シチュエーション毎に使い分けるわけではないため、微妙なニュアンスが伝わらないことがあるかも知れません。しかし、基本的に伝えたいベース部分の内容は伝わるはずなので、初級クラスの会話としては「良し」としたわけです。

それと単語についてですが、報告などの文章をまとめたりするときに使う文語表現と、会話のための口語表現の2つがありますが、この際、文章作成のための文語表現の単語は対象から外しました。

口語&記述動詞

②基本文の絞り込み例

例えば、「私はあまりにも疲れているため、そこへ行くことができません。」と言いたい場合、
I am too tired to go there.
I am so tired that I can't go there.

という、2つのタイプの文、too ~ to ‥ の基本文と、so ~ that can't ‥.の基本文。ここでは、何となく使い易いと思った方、so ~ that can't ‥の文型を選び覚え、使えるように練習したものでした。

もちろん too ~ to ‥ の文はあと回しにしたわけです。

③接続詞/副詞絞り込みの例

接続詞や副詞も同じような意味を表すものがたくさんあります。
こちらについても同じようにして絞り込むのですが、こちらはオンライン英会話講師の力を借りました。

先に自分が作った接続詞と副詞のリストを渡しておき、レッスンのときに一つずつその使用頻度を確認していきました。

使用頻度のレベルは5段階。
A「とてもよく使う」、B「しばしば使う」、C「ときどき使う」、D「まれに使う」、E「使わない」の5段階のどれですかと、5人の講師の意見を確認してまとめました。

よく使う接続詞
よく使う副詞

そして、A~Cは覚えるべき語として、CとDは覚える対象から外したのでした。

このように、闇雲に学習するのではなく、本当にいま覚えるべきものだけを選んで絞り込み、それを早く覚え使いこなせるように取り組むことで、分散の無駄をずい分減らすことができたと思っています。

イメージとしては、何も考えずに勉強する場合の30%近くまで対象を絞り込んだという気がしています。

このように今学習すべきターゲットを明確にし、その中のすぐ覚えて使いこなせるように練習するものをさらに絞り込むことで、対象範囲を大幅に減らす作業を通じて、自分の頭の中も整理することができたのでした。

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