最短で話せるようになるため、やらないと決めたこと1

記憶力の低下している中高年が、おそまきながら英語を何とか話せるようになろうと、しかも、いきなり切羽詰った状況になってきたため、最低限必要な英会話を最短でできるように、いろんなことをやらないと決めたのでした。

しばらくの間、より重点志向で取り組むため、やめると決めたその詳細について書いていきます。

わたしは日本人なら誰でも英語を話すための下地作りはできていると思っています。

日常会話ができるようになるのを目標とする場合、使う単語やフレーズは広範囲となりますが、話題を絞るのなら、少ない学習範囲で十分会話ができるようになります。

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また、話すための基本となる文/文法は中学英語で十分対応できるので、文法を覚えようとして暗記に多くの時間を費やすのは、少し時間がもったいないと思っています。

もっと実戦的な学習を始めて、1分でも2分でも話せるようになるための練習をした方が良いと思うからです。ある話題についてなら、例え1分でも話せるというきっかけと、小さな自信がとても大事だからです。

中学英語なら、誰でもある程度は記憶に残っているはず・・。

しっかり覚えている人は、準備段階を飛ばして取組みを開始すれば良いです。かなり忘れたという人は、あらたに何かというよりは、簡単な復習から入れば良いと思います。

英語の基礎知識で言うならば、中学英語をしっかり読んで、理解できるようであれば、話すための準備はできていると考えて良いでしょう。

始めにやるべきことは?

英語を学習するに当たり、特にターゲットを絞らずに、そしてインプット中心の取り組み方をした場合は、いつまで経っても話せるようにならず、必ず途中で挫折してしまうことになるでしょう。

英語はあまりにも範囲が広くて、覚えるべきだと示される情報が膨大な量となるので。特に今の日本には、重要そうに見える英語本やテキストが、ところ狭しと並べられています。

このような部分を見てしまうと、とにかくあれもこれも覚えなければならないと、感じさせられてしまうのではないでしょうか。

しかしよく考えてみると、英語は単なるコミュニケーションのツールなんですよね。あっちの話題、こっちの話題・・など、自分に直接関係していない話題や関連知識はすべてあと回しにして、本当に今自分が必要としている話題に、集中して取り組むべきだと思うのです。

範囲を狭くして、覚えたというレベルではなく、使えるというレベルにもっていくことが大事だと考えています。

わたしは英語も中国語も、必要を感じたものというか、必要に迫られたものから学習をしていきました。上に書いたように、中学英語については、わりと好きな教科でもあったため、かなり知識は残っていたと思います。

なので、「レストランに行ってステーキを食べる」というテーマを決めた
場合、まずは
・電話で予約
・席の希望を伝える
・注文
・料理のことを尋ねる
・料理を選ぶ
・追加注文
・精算
・チップ
関係の文を調べたり、自分で考えたりして、とにかく1枚の紙に書き出したものです。そしてそれを何度も見て頭の中に叩きこみ、レストランに行ったなら、頭にそれらの文をイメージしながら、たどたどしい会話をしたものでした。

英語全体の幅広い知識がなければ、英会話はできない・・ということは一切ありません。むしろ、間口は大きく広げ過ぎないで、はっきり対象をできるだけ狭く、且つ具体的に絞って学習すべきだと思っています。

その作業を少しずつ少しずつ横に広げていき、積み重ねていくわけですね。

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自分のターゲットを明確にする

広く英語の知識を身につけられたら、初めて話すことができるようになる・・というわけではありません。

自分の話したい相手に対して、ある話題について、お互いが楽しく会話できればいいだけなのです。あるいは、自分の伝えたい気持ちを、相手が理解できるようになればいいだけなのです。

いかに学習のターゲットを絞るか、明確にするか、具体的にするか・・なのです。

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ここで一つの例をあげてみます。

欧米などの英語圏では、他の国から出稼ぎにきている多くの労働者がいます。彼らは流暢ではありませんが、スラスラと英語を話しながら仕事をしています。

英語が話せない日本人と、何が違うのでしょうか?

話せるようになるために、本当に必要なことをやっているか。
・実戦の場で話そうとする努力をしているのかどうか。

・知識を身につける努力ではなく、実戦で話そうとする努力。
・プレゼン本番前の前日、何度も何度も練習するような努力。

知識を増やすのではなく、持っている知識を使えるようにする努力が重要だということ。結局、使う努力をしないと、使えるようにはならないからです。

話せるようになるために必要なことは、
・あらたに何かを勉強することではない。
・持っている知識を復習、それを使って英語を話してみること。

その実践をしない限り、英語はずっと話せるようにはならないでしょう!

外国からの労働者の例を取って言えば、
→話す対象は工事現場での会話。
→せいぜい勤務と給料に関する部分、買い物や仲間との会話まで。

→話すターゲットが狭く絞り込まれている(学習範囲が明確)
→話せるようにならないと生活ができなくなる(切羽詰まった事情)
→わからないことは仲間が教えてくれる(すぐ横に先生がいる)
→話すという実戦練習を毎日繰り返す(またたくまに上達)

英語の学習対象を広げて取り組んで話せない日本人に対して、話せないと生活していけなくなるので、必要な部分だけに絞って最短で話せるようになる、第三国からの労働者。

話題を自分が必要とした部分に絞ったとしても、日常の会話くらいは問題なくできるということです。(もちろん、日常会話の話題は限りなくあるので、まずは自分が話したいと思っている話題に絞れば良い)

まとめ

このページで一番言いたかったことは、
ターゲットを明確に絞ること
実践を意識して、必要な文や会話例を覚える
ということです。

実践が絡むと、俄然、学習した文章が頭の中に残っていくようになるものです。

並列であれもこれもそれも勉強していたのでは、いつまでたっても終わらず、すべてがダメのままであるという現実の何と多いことか。

そのため、自分の望むシチュエーションだけに的を絞り、英語が話せるようになるような取り組みをすべきだということです。

幅広く浅くではなく、狭く深く具体的に・・というイメージ!

次は、学習対象をできるだけ絞り込み、ムダのない学習法にするため思い切ってやったこと、について書いていきます。

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