「3ヶ月で英語がペラペラに」の実際は・・

「3ヶ月で英語がペラペラ」はよく見かけるキャッチコピー。
「あなたはそれを信じますか?」

私は限定的な条件付き・・でなら信じます。

英語はペラペラ話せないけれど、基礎的な英語力はあって英文はそれなりに読めるし、ある程度、英語で日記を書ける・・というくらいのレベルの人なら。

例えて言うならば、中学英語と高校英語までを知っている、現役の比較的優秀なレベルの人。

このような英語レベルを持っている人ならば、3ヶ月の実戦スピーキング特訓をすることで、ある程度ペラペラと話せるようになると思います。

speak well

ところが問題の一つは、この「ペラペラ」

この「ペラペラ」という言葉はとても不明確で範囲が広いので、受け取る人によっては大きく差が出てしまう言葉だと思います。

少し知識のある人なら、宣伝用動画を撮るときの会話文を暗記して、合図があったらそれをスラスラと繰り返すのは簡単です。わずかな期間で、ペラペラ話せるように見せることができます。

しかし注意して聞いて見ると、そのような一夜漬けの人なのか、長い期間かかってペラペラ話せるようになった人なのかは、少し聞き続けているとわかるものです。

この「ペラペラ」でみんな惑わされて、誤解してしまうのだと思います。そこが教材販売会社側の作戦なのでしょうね。

実は、誰でも・・ではないんですね。

 
何で、ほとんどの人が長い間勉強を続けてきているのに挫折してしまい、話せないままなのか・・です。

そのような状態の人が圧倒的に多いですし、そのような経験をした人が、「ペラペラ」の甘い言葉に半ばは疑いながらも、やはりどうしても話せるようになりたいという気持ちを刺激され、再び可能性を信じて飛びついてしまうのだと思っています。

弱くて願望の強い人ほど、この甘い言葉にひっかかってしまうのではないでしょうか。そして結局は同じ。途中で止めてしまい、財布がその分軽くなって終ってしまうのです。

考え方さえしっかりしていて途中で止めなければ、だんだん話せるようになっていくのですが・・。

私は中年になってからですが、もう15年間も英語学習を続けてきていて、今思うのは、学習の仕方の違いなどによるちょっとした近道はありますが、何年もかかるレベルをわずか3ヶ月で一気にという近道は、普通の人には無いと思っています。

そんなに簡単ではないのです。

やはり、必要な知識と実践体験をコツコツと積み上げていって、自分の英語力が本当の意味でついてくるのだと思っています。

ここで少し言い直しておきますが、少しの期間の学習では英語が話せないと言っているのではなく、その場合でも少しの期間学習した分だけの会話力はアップしているものです。目に見えないのでわかりませんが。

けれど、それ以上の部分は話せないということです。

突然ペラペラと全てを話せるようになるのではなく、学習と実践で身に付けた分だけ話せるようになっていくので、それを継続して拡大していくことで、自身の英語力も拡大していくのだと、思っています。

中高年になってからでも、学習を続けていきさえすれば、やった分だけは必ず話せるようになっていくのです。

なまじ「3カ月でペラペラに」の言葉を信じることで、「長い期間少しずつ積み上げて・・」という覚悟が崩れてしまい、そして「短期間で習得」という願望が満たされないため、みんな挫折していってしまうのです。

あなたも3ヶ月でペラペラを目指しますか?
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