トップいま英語に思うこと英語環境作りどっぷり浸る効果

英語環境作りどっぷり浸る効果

 久しぶりに10日間以上中国に行ってきたのですが、やはり英語より
 も中国語の方が優位であることを、感じさせられてしまいました。

 ここ最近日本にいるときは、ほとんど英語を中心に勉強をしているの
 にもかかわらずです。

 中国語を連続して長時間話すようになると、どんどん中国語の方が頭
 の中の回路を占めていくのです。

 そして単語や文が自然に出てくるようになるんです。
 一方で、英語は少しずつ出にくくなっていく・・ということを再体験
 しました。

 2ヶ国語の場合はあまり混乱がないのですが、3ヶ国語を使い分ける
 状態になると、英語が少しずつ出にくくなってきます。

 そしてさらにですが、話すときに英語の中に知らないうちに中国語が
 混じったりすることがあるのです。

 もちろん日本語は盤石なのですが、その他の2カ国語が干渉し合って
 混乱状態になることが多々あるのです。

 前にも書いたことがありますが、
 英語で「問題ない」は「ノー・プロブレム」ですが、
 中国語では「メイ・ウェンティ」と言います。

 それを英語で言おうとしたとき、無意識に「ノー・ウェンティ」と言
 ってしまうような状態が起こるのです。

 

どっぷり環境の強烈な効果

 やはり、どっぷり中国環境に入ってしまうと、どんどん中国語部分が
 活性化してきて、意識しないとすぐに優位になっていくようなんです
 ね。

 このどっぷり環境に浸かるということが、強烈な効果があるのだとい
 うことを、あらためて感じました。

 なぜ中国語がこのようになれたのか・・というこの部分の中に、英語
 の大きなレベルアップのヒントが隠れているように思います。

 ・その環境にどっぷりと浸り、日本語をまったく使用しない
 ・日本語を話す順にただ単に中国語に置き換えて話しているだけ

 どちらかというと、中国語の語順は英語に近いのですが、何故か英語
 のように語順を意識しなくてもサッと話せるのです。

 頭の中の使い方は、文の組立でエネルギーを使っているのではなく、
 単に翻訳機能だけを使っているという状態。

 少しするとその翻訳機能も使わず、そのまま考えて話すようになって
 います。

 「おはよう」を「グッドモーニング」と翻訳していたのが、もう
 「グッドモーニング」が「おはよう」の意味になった、つまり
 「グッドモーニング」がおはようの意味を持つ日本語になったような
 イメージです。

 ですから、まったく翻訳の必要がありません。
 中国語では、翻訳の必要のない語が、とても多いです。

 英語でもそのようにできたなら、どれだけ早く話せるようになるかと、
 本当にそのように思っています。

 いかに多くの英単語を、グッドモーニングのように翻訳なしで直接
 意味を理解できるレベルにできるか・・も大事な課題です。

 それはやはり繰り返しの回数だと感じています。
 

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