トップコラム英語上達の近道「応用力」

第29話:英語上達の近道「応用力」

英語を話せるようになりたいと考えている人は、自分を含めて誰でもより良い学習方法を見つけたいと思っています。

効率よく学習して、より短期間で上達したいと考えるのは当然のことですね。

しかし、あまりにもその対象が広く、そしてあまりにもいろいろな解説書が溢れているため、何をどうやったら良いのかと迷ってしまうのも事実です。

長年学習を続けてきて、今では日常会話を不便なく話せるようになったのですが、まだまだ満足できるレベルではなくて、多くの課題を抱えています。

その中で一番意識していること。
それは「応用力」です。

初級、中級、上級と、その技量の違いの多くを占める部分は、「応用力」ではないかと考えています。

「応用力」を伸ばすことができれば、中級、上級へとステップアップしていけるとも言えます。

会話力 = 単語/フレーズ +「応用力」

単語/フレーズは基礎学力であり、自分で少しずつ積み上げていけば良いと思います。

しかし、この「応用力」というものは、どうやったら伸ばすことができるのでしょうか。はっきりとわかっていなかったので、いつもそのことを考えていました。

「応用力」とは何か

「応用力」はどうやったら伸ばせるのかを考える前に、先に一つ考えておく必要のあるものがあります。

応用力」とは何でしょうか?

わたしの思う「応用力」は、
原理原則を身につけて、そこから実際の場面に応じて
臨機応変に文を構成し、話を展開することのできる力

一言で言うと、このような内容になりました。

それではどうしたらこの「応用力」を身につけることができるのでしょうか?

「英文構造」というものをよく理解し、それに従いながら、意味のある最小限のまとまりごとに、その都度まとめながら、話せるようになる

もう少し簡単に言うと、
英文構造をよく理解
原理原則に沿って文を組立てる
ということになります。

それでは、「英文構造」とは?「原理原則」とは?

 

「英文構造」とは

ここで一つ例を上げてみます。


My mother went out for a walk.


英語の基本文型には、次の5つがあります。

第1文型 S+V
第2文型 S+V+C
第3文型 S+V+O
第4文型 S+V+O+O
第5文型 S+V+O+C

中学校で習いました。

上の例文はこの中の第1文型になります。
My mother wentS+V

out は「外に」という意味の副詞。

「私の母は外出した」と読み、第1文型であることを理解します。
そして for a walk で外出の目的が「散歩に」ということであることがわかります。

for a walk「散歩に」は、動詞の went out を修飾するので、副詞句になります。


My mother went outfor a walk.

私の母は外出した → 散歩に


まず S+V を言って、そのあとで副詞句を言っています。

ここで「英文構造」のことですが、上の5文型のどれもが、まずはS+V を言っています。そしてそのあとに、いろいろなものを並べていくようになっています。

⇒まず S+V 、そのあとに副詞句をいくつも並べる

この文構成の考え方が、重要な「原理原則」の部分になります。

⇒まず My mother went out

ここまでを区切って捉えるようにすることがとても大事。

そして、そのあと
to a concert(副詞句)
または、
to see a movie(副詞用法の不定詞)
などを付けて、
自由自在に応用することができるようになります。

このようにS+Vの部分と、その後の副詞句などを切り離すこと、動詞とそのあとの副詞句は別の語句であると区別をすることが、とても重要なポイントであり上達の近道となるのです。

具体的な例

「週末は映画を見に行きたい」と言おうとするときは、

まずS+Vを、サッと言う⇒I would like to go

そして副詞句(映画を見に)⇒to see a movie

さらに副詞句を(週末は)⇒on the weekend.

まずS+Vを話して(一区切り)
次々と必要な語句を付け加えていくという発想。

ワンフレーズごと考えてまとめながら、言い足して行きます。

一度に整った文になるのではありません。
当然、最後まで文を作ってから話すのでもありません。

本当に重要なこと

ここで絶対に守るべきであることは、

最初のS+Vを言ったあと、どんなに時間がかかっても、暗記ではなく、自分の頭で次の語句を考える

・・ということです。

つなげる」「組み合わせる」「言い換える」という応用力を養うために。

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