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第8話:英語が話せる自信はこうやってできた

 まったく英語が話せなかった自分が、中年になってからあるきっかけ
 で勉強を再開し、そして
 「ついに英語が話せるようになったんだ!」
 「本当に英語が話せて良かった!」
 と感じたことが3回ありました。

 1回目は、初めて1対1で英語を話して通じたとき
 2回目は、海外の銀行で英語で口座手続きができたとき
 3回目は、オンライン英会話で自然に話せるようになったとき
 でした。

 つまりその3回というのは、それぞれ実際に英語を使う体験をして、
 自分の会話レベルがグッとアップしたことを実感したときでした。

 人それぞれ置かれている環境が違うので、英語が話せるようになる
 っかけや過程は違うかもしれませんが、他の人の体験というものは、
 ときには参考になることがあります。

 何をどうやってそういう体験をし、少しずつ自分は話せるんだという
 自信ができていったのかを、懐かしく思いながら整理してみました。

1回目:ベトナム日本人クラブにて

 かつて仕事の関係でベトナムへ派遣されたことがありました。
 スポットの海外出張を別にすると、そのときが初めての海外への長期
 間滞在でした。

 そのとき一緒に仕事をすることになったリーダーは、かつてシンガポ
 ールでの滞在経験があり、英語をスラスラと話せる人でした。

 シンガポールで英語を覚え、シングリッシュが堪能になっていたので
 した。

 あるとき、夕方5時に仕事終わった後、「今晩、一緒に食事どう?」
 と誘われて、二つ返事でついて行きました。行き先は住んでいるマン
 ションの近くの日本料理店。

 味付けが微妙に違うのですが、それでも日本料理は日本料理。久しぶ
 りに懐かしい味を感じながら、せっせと食べました。もちろんビール
 もたっぷり飲んで、ほろ酔い気分になるまで。

 そうしてお腹が一杯になり終りに近づくと、そのリーダーがひと言。
 「さて、英語の練習に行くか」
 でした。

 どういう意味かわからなかったので聞いてみると、日本人クラブに行
 くとのこと。そこでは女性スタッフが横に座って、話し相手になって
 くれるようなのです。

 言葉は「ベトナム語」か「英語」、そしてその中の数人は「日本語」
 を話すこともできるようです。

 リーダー曰く、英語の話せるスタッフを指名し英語の雑談をしながら、
 英語の感覚を取り戻したいのだと。

 そして、
 「君も練習したらどう?」
 「ベトナムでは日本語は通用しないし、通じるのは英語だけだよ」
 「この際、覚悟を決めて英語をやってみたらどう?」
 ・・と。

 ベトナムに来てから何とかして英語を話せるようになりたいと思い、
 毎朝たったの5分ですが、中学英語の本に載っている基本文の音読を
 していました。

 何度も繰り返して、ようやく暗記することができたところでした。

 本当に話せるだろうか・・との不安の傍ら、暗記した基本文を通じる
 のかどうか、試してみたい気もして、心を決めたのでした。

 

それっ出発!

 タクシーをつかまえて、まっすぐその日本人クラブへ向かいました。
 その店の名は「You」。聞くと日本人が経営している店のようでした。

 タクシーが店の前に到着すると、すぐにボーイさん?が飛んできて、
 タクシーのドアを開けてくれました。降りるとすぐにまた店のドアを
 開けてくれ、奥の小部屋に案内されました。

 店の雰囲気は少しうす暗くなっていて、ところどころスポットの照明
 で部分的にボーっと明るくなっています。

 落ち着いた雰囲気で、相手がムードたっぷりに見えるような演出にな
 っているようでした。

 小部屋に入ると四角くソファが置かれていて、横に座った人と親しく
 話ができ、そして他のソファに座ったメンバーとも会話ができるよう
 なセッティングになっていました。

 ソファに座るとすぐに数人の女性スタッフが入ってきて、順に紹介さ
 れました。わたしは日本語が話せなくて英語が話せる人を確認し、そ
 の人を選びました。

 このあたりは日本人のスタッフがリードしてセッティングです。

 すぐに指名したスタッフが横に座り、いよいよ英会話です。
 ドキドキしながら少しずつ文を選び、話していたのを覚えています。

 「Nice to meet you. My name is ○○. Please call me △△.」
  ・
  ・
 とまずはお互いに自己紹介。続いて英語での雑談です。

戦闘開始!

 頭の中で文を組み立て、できたらそれを相手に話す。
 相手が返答してきたら、聞き洩らさないよう必死に集中してその文を
 訳して意味を掴む・・・ということを繰り返しました。

 今考えると、本当に疲れるような緊張した中での会話だったと思いま
 す。

 そしてお酒もまわり相手に対する警戒心もほぐれ、少しずつ会話もギ
 クシャク感が消えていきました。

 「Where do you live now ?
 「How did you come here today ?
 「Hanoi is your hometown ?
 「What do you do on the weekend ?
 「Do you like driving your motor-bike ?
       ・
       ・
 別に先手必勝ではありませんが、会話が途切れてシラーっとした空白
 の瞬間ができるのが怖かったので、とにかくいろんな質問を繰り返し
 ていたのを覚えています。

 相手はネイティブの英会話学校の先生ではないので、ずい分くだけた
 話もしました。

 「How old are you ?」を言ったのは、会話開始してすぐに聞きまし
 たし、
 「Do you have a boyfriend ?」など、少し突っ込んだ質問もしまし
 た。

 相手のスタッフは大学出てすぐの方で、学校で英文科を選んだとのこ
 とで、かなり発音も聞き易かったと覚えています。

 会話の練習をするのなら、ノンネイティブの女性が良いと思います。
 気楽に会話することができて、とても良かったと思っています。

 だんだんくだけた話もするようになると、雰囲気も盛り上がってきま
 す。そうなると早いもので、あっという間に終了です。

 正味50分程度の時間だったと思いますが、1対1でこんなに長く話
 したのは初めてでした。

 このとき、自分で自分にすごく感動しながら、

 「ついに自分も英語が話せるようになった!
 「50分も1人で話し続けられた!
 「英語で異国の人と話すのは本当に楽しい!!

 と、強く強ーく感じたのでした。

きっかけになった海外生活

 当時、ベトナムのハノイで何かをするときにはベトナム語で話すか、
 英語で話すかのどちらかでした。

 ローカルの店や食堂、床屋などはベトナム語でしたが、ホテルやレス
 トラン、スーパーマーケットなどは全て英語でした。

 とにかく英語を少しでも話せるようになろうと考え、毎朝5分間基本
 文の音読を続けてきて、それがしっかり頭に入っていたから、今回の
 50分の会話ができたのでした。

 このときに本当に強く感じました。

 「早朝5分の音読、恐るべし!

 ■関連のページ話せるようになるために
  ・第7話:英語を 話せるようになるケースとならないケース
  ・第9話:2回目の感激は香港で
  ・第10話:3度目の感激
  ・お薦めの教材(これをやって会話がスムーズに)
 

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