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英語が無意識に出てくるようになる3つのポイント

 先週、久しぶりに中国に来て、今は毎日のように中国人と話をしてい
 るのですが、中国語は言いたいことを考えた瞬間、次々に頭の中に文
 が浮かんでくるのを再体験しています。

 サッと無意識に出てくるんですよね。より日本語を話す感覚に近いで
 すね。だけど残念ながら、英語ではその感覚がまだ中国語ほどはあり
 ません。

 中国に滞在し中国語を勉強していた期間は3年半くらいなんですが、
 英語は20年以上も勉強を続けています。学生時代に10年、中高年
 になってから12年。

 でも自分では英語よりも中国語の方が上だと感じています。
 何しろ、中国語で話しているときはまったく頭が疲れないので。

 英語も長い期間続けているので、少しずつレベルは上がってきました。
 そして、話すときの頭の負担度はずい分軽くなり、緊張度も下がった
 と思います。

 でも違うんですよね、中国語のレベルとは・・。

 

なんで無意識に出るレベルに

 いったい何が違うんでしょう?
 どうやったら英語が無意識に出るようなレベルになるのでしょうか?

 久しぶりにこのテーマについて、中国で、考えています。

 繰り返しになりますが、中国語を話すときは頭の中で単語を思い出そ
 うとしたり、組み合わせているという感覚が少ないです。

 頭の中で素早く検索し、テンションが少し高い状態で作業をしている
 のは、むしろ英語の方。

 いろいろ英語と中国語を使うときのことを比較し、その環境などにつ
 いて考えてみた結果、いくつかのことがわかりました。

 中国語ではほとんどが「決まり文句」で話している。

 同じような「相づち」や、同じような「質問」、同じような「返答」
 を繰り返し、都度組み合わせて話しているというイメージですね。

 毎回その組み合わせと、ポイントとなる固有名詞が入れ替わっている
 だけ・・ということ。

 英語よりも圧倒的に日常生活で使う単語や文章などが、決まり文句
 されていて、その繰り返すほとんどが身に付いているというレベル。

 使いこなせるというより、体に染みついているというレベルになって
 いるように思います。そこが英語と違う。

どうやれば無意識に出るレベルに

 なぜ中国語がそのレベルになったんでしょうか?

 「言語的閉鎖環境
  での体験ではないかなと思います。

 つまり中国語だけしか話せない、あるいは通じないといった、いわば
 言語的閉鎖環境で過ごした時間が、圧倒的に中国語の方が多いという
 ことです。

 日本語を一切使わずに、どっぷり中国語に浸かり込んでいた時間が、
 ものすごく効いている ように思うのです。

 その体験の量の多さにより、中国語を話すことにまったく負担がなく
 なったという気がします。

 では英語でそのようになるには、どうやればよいのでしょうか?

 以上の考えたことを整理した結果、

 1) 日常でよく使う「決まり文句」のストックを増やす。
 2) 何度も何度も繰り返して体に染みこませる。
 3) 英語の閉鎖環境を作り、どっぷり浸る。

 という3つが、重要なポイントだとわかりました。

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