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英文を覚えるための3つのステップ

英会話力をアップさせていくため、新しい基本文を覚えて使いこなせる
ようにしていくためには、結構な時間がかかります。

ただ単に覚えるところから始まり、忘れないでいつでも思い出せる、
そしてそれをあまり意識せずに使いこなせる・・という、3つのレベル
があると思っています。

別の言葉で言うと、「短期記憶」、「長期記憶」、そして思い出す手続
きがほとんど不要となる「回路生成」の3つのステップ。

memory

1:覚える

一つの基本文をただ単純に覚えて口ずさめるようになるには、若くない
人でも5分くらいあればできるのではないでしょうか。

しかし、それはただ一時的に覚えただけ。
少し時間が立てば忘れてしまい、すぐに出てこなくなります。
(短期記憶)

それを回避していつでも出てくるようにするには、5分間の練習を5回、
5日間繰り返さないといけないように思います。
(半長期記憶、ここは自分の個人的な基準です)

しかし、これでもまだ十分ではありません。

2:忘れない

この時点では繰り返しにより、より強く記憶に残りいつでも引き出せる
ようになりますが、やはり数か月単位の長期間に渡って引き出すことが
ないと、出てこなくなったりします。

そのように考えると、本当に記憶に焼きつける程度にやろうと思ったら、
5分間×5日間×5回(2週間に1回ならば2.5カ月)くらいやる必要
があり、それでようやく忘れない長期記憶になるのだと思っています。

これはあくまでも個人的な基準であり、イメージです。当然、個人差が
あり、人によっては大きく異なると思います。

しかし、長期記憶として残すためには、要は「時間がかかる」という
ことです。

今までの内容が、「記憶する」という視点でした。

 

3:使いこなせる

しかし、英会話はその字の通り「会話」です。
新しい知識を、会話で自在に使えるようにならないと、本当の意味で
身に付いたとは言えません。

従って、先に述べた記憶のためのトレーニングに加え、使えるように
するためのアウトプット訓練が絶対に必要だと考えています。

人は実際の経験を通して、もの事を動的に学んでいきます。

「体験」という動的に学んだものは、左脳の知識からのアウトプット
されるだけではなく、右脳からのイメージにより強くサポートされ、
より瞬間的に確実に出てくるようになります。

繰り返した体験は、頭の中に新しい回路を作っていくのではないかと
考えています。

その場合、記憶の引き出しを選ぶ部分となる「考える作業」のあとに、
対象の知識が出てくるというのではなくて、体験(イメージなどの
5感の情報)から即座に引き出しの中身が出てくるのではないかと。

あたかもイメージと引き出しの中身が、1本の糸で結ばれたような
状態となり、その糸を通じて瞬間的に目的地へ達することができる
ようになるのですね。

この状態になって初めて本当の意味で頭に焼き付けられた、あるいは
身についたと言えるのではないでしょうか。

具体的なやり方

わたしはその3つのステップを意識して、使える基本文を増やして
いくように取り組んでいますが、具体的なそのやり方は、次の記事に
したいと思います。

ポイントは、1文ずつ取り組むのか・・、それとも3~5文をやる
のか、それとも10文以上の多くの文を同時に取り組むのか・・、
そのどれが良いのかです。

今、いろいろと条件を変えて試行錯誤しているところなので、
その中間の状況についてレポートしたいと思います。

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