トップいま英語に思うこと柔軟な言い換え能力を高める

柔軟な言い換え能力を高める

ある一つのことを話そうとするとき、単語やフレーズが出てこなくて
一瞬詰まってしまうことがあります。初級のころは誰でもよく経験する
事ではないでしょうか。

choke up
 
一瞬であれば問題ないのですが、初級者の頃はどこまでも思い出そうと
頑張って、半ばパニック状態になってしまうことがあります。

このようなときに、あなたはどのように対応しているでしょうか?

中・上級者の場合は、説明スキルに幅があるため別の言い方をして、
相手に同じ内容のことを上手に伝えて、話を途切らせることなしに会話
を続けることができます。

また別のケースでは、こちらがある単語を使って説明したときに、相手
がその単語を知らないときがあります。そのようなときは、相手の知っ
ている単語を使ってその意味を説明してやる必要があります。

このようなときも、素早く言い換え能力を発揮して、切り口を変えた
説明で相手に言いたいことを伝え、楽しく会話を続けます。

この力ような言い換え能力が実際の会話ではとても大事であり、机の上
でただ覚えたり読み上げたりしているだけでは、なかなか身に付かない
ものです。

実際の会話で何度と無くそのような場面を経験し、いろいろと対応を
考えて繰り返すことにより、そのスキルが磨かれていくのです。

 

例を挙げると・・

例を挙げてみますね。
例えば、「台風が来ていたので避難しました。」と言いたいときに、
この「非難した」というフレーズが出てこないようなときに、その能力
は発揮されます。

思いだそうと努力しますが出て来ないとき、一瞬で別の説明の仕方に変
わり、滞りなく相手に思っていることを伝えてしまうのです。

「避難するということはどういうこと?」と考え、「安全な場所に逃げ
ること」あるいは「安全な場所へ移動すること」と考えなおし、
「台風が来ていたので、安全な場所へ移動しました」
と言い換えるわけです。

もう一つ、例を挙げます。

海外の友人をお酒を飲んでいたときにふと感じるものがあり、その友人
に一言、「このお酒は口当たりが良いね!」と言おうとしました。
ところが、「口当たりが良い」という単語を知りませんでした。

「うーん、何と言おうか・・」と考えて、「あっそうだ!」と、
「このお酒はとてもマイルドだね!」
と言い換えたのでした。

このように言い換えるスキルを、あなたは訓練して伸ばそうとしている
でしょうか?

実際の現場では、このようなケースはしょっちゅうあります。
その都度、「ちょっと待ってください」と言って電子辞書を引っ張り出
して、単語を調べてから話すなどということは、普通はやっていられな
いのです。

この言い換え能力を鍛えていくしかないのです。
別に全て英語で行うという必要はありません。

「日本語で「避難する」を別の言い方で言うとしたら、どう言えばいい
んだろう・・」と、1日3回くらい頭の中で練習するだけでも、言い換
えのスイッチができあがり、必要なときに瞬時に働くようになってくる
のです。

このように意識して積極的に自分の英語力を高めるように取り組めば、
3ヶ月であなたは1ランク上に上がることは間違いありません!

【参考】
次のページに、参考になるような本を紹介しています。
 ⇒ お薦めの本
  (驚異のグロービッシュ英語術、5歳児の日本語で考える英語)
 

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