トップコラム好きなことを英語で説明できるように

第27話:好きなことを英語で説明できるように

 英語をうまく話せるようになるには、いろいろな方法があります。
 自分にとって大きな効果があったなと思うことが3つあります。

1)重要基本文を覚え、使えるようにしたこと

 これは単純な作業でただひたすら繰り返しただけですが、英語が話せ
 ないものにとっての第1歩としては、とても大きな効果につながりま
 した。

 これをやってから、英語を話すための細いながらも1本の芯ができた
 ように感じたからです。そこから自分は英語が話せるようになった・
 ・・と言える一歩が始まったのでした。

 そして当分の間は、ただ覚えた基本文の単語を入れ替えて、話しの幅
 を広げていきました。それにより、少しずつ話せる時間が伸びていっ
 たのでした。

2)文全体を対象とせず、意味のある固まり毎に文を構成する

 長くていろいろな要素のある文を、そのまま覚えようとしてもなかな
 か覚えられません。そしてサッと出てこないし、すぐに忘れてしまい
 がちです。

 シンプルな基本文を覚え、それに副詞句や形容詞句などの補足表現を
 順にくっつけて増やしていくというやり方が、自分の会話力を延ばし
 たと感じています。

 メインパーツにサブパーツを1つ2つとくっつけて、1つの文を完成
 させていくという考え方です。応用力を身に付けるのに、絶対に必要
 だったと思っています。

 

3)自分のことを1分間で説明できるようにしたこと

 何ごとも根底にベースとなる基本ユニットが必要なものです。
 文単位のものが基本文であり、説明のためのパラグラフ単位が、基本
 ユニットです。1分間スピーチと同じです。

 英語で日常会話をスムーズに話すためにも、いくつかの基本ユニット
 を準備しマスターしておくことが、会話力のアップにとても効果があ
 ります。

 ・1分間自己紹介ユニット
 ・1分間趣味説明ユニット
 ・1分間料理話題ユニット
 ・1分間旅行体験ユニット
      ・
      ・
 というように、まずは10くらいの1分間の説明ユニットを、いつで
 もすぐに話せるようにしておいたことが、スムーズな会話につながっ
 たと思っています。

 いろいろな文を覚える必要があるのなら、どうせなら自分のいろいろ
 なことを説明するための文をしっかり覚えておこうと考え、実行しま
 した。

 この練習がその後のいろいろな場面で、すごく役立ちました。
 時にはその文を頭の中におきながら、少しだけアレンジして話したり、
 時にはまったくそのままの文を、感情を一層込めて話したり。
 時には少しだけ間引きして、ポイントの文だけ話したりなどして。

 オンライン英会話のフリートークでは、とにかくそれらの自分のこと
 を説明する文章が役に立ちました。しっかりと練習しておけば、いざ
 というときには落ち着いて話せるものです。

 落ち着いて話せると、いろいろと課題などを考えながら話すことがで
 き、会話することを楽しむ余裕も出てきます。

 しかし、たとえたどたどしくても、いままでできなかった説明が、
 英語で説明できるようになると、本当に自信がつくものです。

 自信がつくとさらなる学習の意欲も湧き、さらにいい結果が出るよう
 になって、プラスの相乗効果が得られます。

 英語力とは、相手とコミュニケーションをとることです。
 完璧さは求めずに、間違えても気にしない・・そんなふうに考えて
 多少ずうずうしく取り組んだことが、今いつどこでもネイティブに
 気軽に声を掛けられるようになったことにつながりました。

 まずは、単語を並べるだけでもいいので、ネイティブの人にちゃんと
 通じるという楽しさを、何度も経験することが大切だと思います。

 まずは一歩前に出て、話を始めることです。
 そうすれば、必ず新しい世界を見ることができますヨ!
 

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