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英語が話せて本当に良かったという体験談

以前は海外旅行と言えば”ツアー”と口から出てくるほど、海外旅行は観光社の企画に乗っかり、連れて行ってもらうものであるという意識でした。

海外経験が乏しく英会話ができるわけではありませんでしたので、当然そうならざるを得なかったわけです。一般的大衆そのものでした。

しかし47歳から英会話をやってからはずいぶん海外が身近になり、自分で企画し自分で段取りをして行くものという意識になりました。

そうなったのにはいくつか理由がありますが、一番大きなのは”英語が話せるようになったこと”です。

まだまだレベルは低いですが英会話ができるようになり、いろいろと確認したり手配したりできるようになったからです。

自分で企画し手配しての海外旅行へ行き、あちこちで英語を使ってコミュニケーションをしながら、本当に延び延びと楽しむことができたからです。

英会話が話せるようになって海外旅行へ行き、そして行っていろいろと体験したからこそ、自分で企画する海外旅行というものに自信ができたと思っています。

overseas

今まで、
グアム、カナダ、ハワイ、ベトナム、フィリピン、韓国、台湾、香港、中国
の7カ国9箇所に行きました。

個人的な海外旅行と仕事での出張と両方ありますが。

その中で英語が話せて本当に助かったなというときが何度かあります。
また、英語が話せて本当に楽しかったなと感じたことも何度かありました。

そのように”英語が話せて良かった”という海外での体験を中心に、少しずつ書いていきたいと思います。


第1話:カナダでスキー

わたしは一度カナダにスキーに行ったことがあります。
36歳のときで、今から21年前です。カミさんが一緒でした。

カナダは英語の国ですので、当然全てが英語でした。
そのときはツアーでしたので、ガイドする人がいてくれたのでほとんどは自分で話す必要がありませんでした。

ですがスキーツアーですから、当然スキーをする日中と、夜の食事数回はコースの中に入っていなかったため、自分たちで予約したり、注文したり、精算する必要がありました。

当時は英会話コンプレックス人間でしたので、食べ物を買うときは単語を並べるだけで、レストランの予約をする時などは、あらかじめ紙に話す文章を書いてから電話をして、予約するような状態でした。

canada ski

また、スキーをしているときに立ち止まって二人一緒の写真を撮りたいときなどは、
「写真を撮っていただけませんか?」
という文を先に頭の中に組み立ててから、近くの人に話しかけたものです。

その文章以外のことを返答や質問されたなら、ア・ウ・ト‥でした。

そして翌日は、次のスキー場へ移動です。
日本とは桁外れの広さなので、スキー場の移動は飛行機を使います。

カナディアンロッキー山脈の上を飛行機で1時間以上飛び、目的地到着の前には腕時計の針を1時間前にずらせました。時差が1時間だったので。

airplane

ところでその飛行機で飛んでいるときに、機内で隣の席に座っている年輩の女性から話しかけられたのでした。

「日本から来られたのですか?」と聞かれ、すぐに
「はい、そうです。」と答え、心の中で
「何とか答えたけど、他のことをいろいろと聞かれたらどうしよう‥!」
「素直に英語が話せないと言った方が良いかな‥」
と考えていました。

ですがやっぱり、別のことを聞いてきました。
「日本のどこに住んでいるのですか?」

自分達の住んでいる場所を聞かれて、うまく説明することができずに、そのときは三重県津市に住んでいたので、
「名古屋の近く・・・」とか、「日本の中央のあたり・・・」
などと言ったところ、相手の方が少し怪訝な顔をしながら少しうなずいたのを覚えています。

すごく緊張しながらよくわからない説明をして、相手に十分通じたと言えないレベル。それがその時の私の英会話レベルでした。

とても口惜しかったので、今でもまだ、はっきりと記憶に残っています。

 

第2話:英会話を始めることになったきっかけ

英会話苦手コンプレックスを持っていたわたしが、覚悟を決めて英会話の勉強を始めたのが2001年10月、47歳の時でした。

当時会社がベトナムに工場を作るということで、その建設メンバーの一人として自分も行くことになったためです。

vietnam

現地で採用した大学出の幹部候補生はほとんどが英会話ができるとのことで、彼らとのコミュニケーションは英語を使うかベトナム語を使うかのどちらかとなり、当然英語ということにせざるを得なかったためです。

その頃会社ではあちこちに海外進出を図っており、わたしが働いていた工場でもいろいろな部門が海外事業展開の準備を進めていました。

そういう背景があったためですが、工場では毎週4日、外部のネイティブ講師を招いて英会話教室が開催されており、覚悟を決めた自分も早速それに申し込みを行いました。

その時の英会話への抵抗感はかなりのものがあり、そこから新たな苦労と試練が始まったのでした。何しろ47歳の熟年になってから英会話を始めたのですから。

第3話:ネイティブ講師との初めての英会話面接

初めて英会話教室に参加するとき、その少し前にカナダ人の英会話講師と、その英会話学校の営業担当女性(日本人。もちろん英会話ができる)の二人と面接をすることになりました。

どんな面接だろう?もしかして全て英語で?などといろいろ憶測をして、少し緊張していました。

job meeting

打合せコーナーに行くと二人が先に来て座っていて、わたしがその前に座るとカナダ人の講師が、その青い透き通るような目でわたしを眺めたので、少しどぎまぎしてしまいました。

そして営業担当女性が先に自己紹介をしてくれたので、わたしもそのあと簡単に自己紹介をしました。

まずは日本語だったのでホッと胸をなで下ろしましたが、やはりそのあとでした。

教室の進め方について説明を受けたあと、カナダ人の講師から英語で3問ほど突然質問をされました。

その内容は「あなたは何歳ですか?」「何年間英語を勉強していますか?」
「英語が好きですか?」という内容だったと思います。

今思うと簡単な文なのですが、ネイティブの欧米人に慣れていないことと、苦手な英語で緊張していたことで、「47」「約10年」「わからない」とそれぞれ答えました。

意味は何となくわかり、きちんとした文章で答えることはできずに単語で答えただけ・・というのがその時の、約10年間も英語を勉強してきたわたしの実力でした。
 
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