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中高年が英語を話せるようになった学習の経過
記憶力の落ちている中高年でも、間違いなく英会話が話せるようになります。
結果につながるような勉強方法で、きちんとステップを踏みながら続けさえすれば。
私の場合は、6ヶ月ほどでカタコト的英語が話せるようになり、1年ほどで初級英語(中学1・2年程度)を使い30分ほどの会話ができるようになりました。
これは上に書いたような学習を続け、すぐに実戦トライができたのため、このような短期間で話せるようになったと思っています。
話せなくてくやしい思いを感じ、言いたいことが出てこなくて頭が真っ白になって、あとでその文をじっくり考えてから次の機会にまたトライして、間違っている部分を直してもらう・・というようなやり方を、ある期間続けることができたので。
ここで言いたいことは、早く上達するためには「話せるようになりたいという感情」が常に必要だと言うことです。
ただ単に順番にテキストを学習し、順番に単語や基本文を覚えていくというような勉強方法ではありません。
あることを言いたいという欲求があって、「それはどう言えばいいんだろう・・」という疑問や感情があって、その文を探して見つけ出し、「ああ、こう言えばいいんだ!」と納得するような勉強方法です。「欲求」と「満足」、そして通じての「楽しさ」を友達にして勉強するやり方です。
中年でも、このような感情や欲求が伴って勉強したものは、しっかりと記憶に残る
ものなのです。単なる知識としての勉強ではなく、感情や体験を伴った勉強の仕方をするのが大事だということです。
ですが、そのような勉強方法ができるようになる前に、一つすることがあると前回の記事で書きました。
中学1・2年程度の英語知識です。基本単語や熟語、重要基本文くらいは覚えておき、その単語を入れ替えて自分なりの文で話せるようになっておくことです。
なので、英語学習を再トライ始めた人は、第1ステップとしてまずはしっかり中学英語を復習することから始めたら良いと書きました。そして、50程度の基本文を使いこなせるようになるべきと。
私がこのときにやった重要基本文は次の通りです。
①小学生の英語
②中学1、2年の基本文
③シンプルパターン英語
これらを2ヶ月間かけて、全て暗記したものです。
お薦めは「シンプルパターン英語(>お薦めの本)」です。
50の基本文のそれぞれに、10セットのシーンごとのフレーズが載っているので、基本文のフレーズをそれぞれに入れ替えて、何度もそのシーンを思い浮かべながら「イメージトレーニング」するのがベストです。
CDを聞きながらシャドーイングやリピーティングをして、短期間で覚えることができました。
一つ例を上げてみますね。
私が一番良く使う基本文は「I would like to ~」の文です。
シンプルパターン英語には、
SIMPLE PATTERN6
「I'd like to [V(動詞)]」 V したいのですが。
と載っています。
解説:
I'd… は I would … を短縮した形で、会話ではこのような短縮形がよく使われます。would like は want よりも丁寧な言い方です。borrow your bicycle の borrow は無料で物を借りる場合に使い、反対語は lend「貸す」です。レンタル自転車などのように、料金を払って貸したり借りたりする場合には rent という動詞を使うので注意しましょう。
① fax this document | この書類をファックスする |
---|---|
② arrange a meeting | 会議を設定する |
③ borrow your bicycle | あなたの自転車を借りる |
④ visit your house | あなたの家を訪ねる |
⑤ make a reservation | 予約をする |
・
・ (他に5つの例が載っています)
語句:
document | 書類 |
---|---|
arrange | 設定する、調整する |
meeting | 会議 |
borrow | 借りる |
・
・
(以上、シンプルパターン英語28-29Pより抜粋させていただきました)
ただ基本文を覚えれば良い・・というのではなく、中のフレーズを自在に
入れ替えて、そのシーンをイメージしながら声を出して話す練習をすると
いうのが、このときの勉強のキモになります。
一人で手軽にできる唯一の、実戦寄り会話練習となるので。
次の実戦練習に進むための最適な訓練ですよ!
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