トップ中高年が会話力をアップできた5つの学習ポイント

中高年が会話力をアップできた5つの学習ポイント

基本文暗記、単語入れ替え音読、SIM英語ピンズラーアメリカ英語とやってきて、何とか「私は英語を話せます」と言えるようになりました。

当時、成田空港や香港空港などで、何回か欧米人にターミナルやバス乗り場について尋ねられたことがありますが、落ち着いて対応し説明できるようになりました。

説明

しかし、本当の意味での中級レベルになるには、もっともっと会話の経験を積んで、スムーズに話せるようにならなければなりません。

そのため、次のステップへのレベルアップを目指して、何を課題と意識して学習をすべきなのかを考えました。基本文の復習と語彙の増強は当然ですが、結論を話したあとそれを補足説明する部分をいかにスムーズに続けられるかが、重要だと考えました。

そして、そのためもっと使いこなせるようになるべきものとして、「動名詞」と「不定詞」が特に重要だと感じたのでした。さらにもう一つ。2つの短文を接続詞でつないでわかり易く話すスキルも大事だと考えました。

そのため、次の5つのことを意識して取り組み直したわけです。

1)復 習:基本文の単語入れ替え音読
2)語 彙:ピクチャーイングリッシュを使って強化
3) 〃 :良く使う動名詞/不定詞を使いこなす、使えるものを増やす
4)接続詞:二つの短文を接続詞でつなぎリズム良く話す
5)実 戦:実際に英語を話せる人との会話トライ

1)から4)までは、どうやれば良いかは少し考えればすぐにわかります。しかし、5)だけはどうやれば良いかが、すぐに頭に浮かびませんでした。

実戦練習が大事なことはよくわかっていたのですが、英語を話す機会がほとんどない日本の地方で、それをどうやるべきなのかとずい分考えたものです。

駅前留学などの英会話学校へ行く案とか、英語を指導する家庭教師を見つけるとか、キリスト教会へ行くとか・・。

 

ちょっと変わった実戦練習

当時はまだオンライン英会話がメジャーではなかったので、結局考え出した結論は、
定期的にフィリピンパブに行って英語で話す
でした。

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え、そんなやり方・・と思うような結論ですが、簡単に英会話の家庭教師が見つからない地方の街では、仕方の無い一つの方法でした。それなりに真剣に考えての結論でした。

お酒を飲むのは(とても)好きですし、非ネイティブのフィリピン人なら、結構リラックスして話す練習ができると考えたからです。すぐにお酒を飲むのが好きな友人を誘って、しばらくの間、通ったのでした。

日本に来て間もない、まだ日本語が話せない人を指名して、1時間のあいだびっしりと話す練習をしました。

フィリピンの人の発音は、他のアジア系の人の英語の発音よりずば抜けて良好です。当然ですよね。もとはアメリカの統治下にあり、英語が第2言語となっていた国ですから。

同じ英会話の勉強をしているのですが、英会話教室のレッスンとはまったく違うわけです。断然こちらの方が、楽しいですよね!

そうするとまた行きたくなるものです。(病気かも知れません・・。)
5回も指名して、毎回たっぷり会話をするようになると、結構親しくなって気楽に話せるようになるものです。

休日は、地元の観光地を車で案内して、1日中英語ばかりで相手したことも何度かありました。

相手が日本語を話せない人だと、不思議ですが、英語だけで会話することにあまり抵抗がなくなってくるのを知りました。完全に頭が英語モードに切り換わるからでしょうか。

このようなことを4ヶ月間ほど続けました。

おかげで、英語を話すことにはかなり慣れて、英語は勉強の対象であるという感覚が少なくなり、相手とのコミュニケーションのツールだという感覚が、ものすごく強くなったのでした。

通じなければ言いなおせば良い。
わからなければ相手に聞けば良い。
うまく言えなければ「ちょっと待って!」と言って、辞書を引いてもいいし、紙に書いて見せてもいいし、とにかく相手に気持ちを伝えれれば良い・・と考えるようになったのでした。

うまく説明できなくても、すごく緊張するということがなくなったと思います。

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