トップ > 中高年が中級目指して取り組んだ学習方法
中高年が中級目指して取り組んだ学習方法
【復習/実トライ編】
英単語の知識は英会話する上で基礎体力の部分になりますので、とても重要です。
単語がわからなければ、英語が話せないだけでなく、聞いてもまったく意味がわからないので、会話になりません。
この段階では、暗記した基本文のフレーズを入れ替えて話す練習と、中学時代に習った英単語を徹底的に復習するようにしていました。
ただ単語一覧を使って暗記するだけでなく、例文の中でどのようにして使われているのかを確認しながら覚えるようにしていました。
そして基本文のフレーズ入れ替え練習の中でも使うようにして、基本文とフレーズのインプット/アウトプット練習をできるだけ何度も繰返して行っていました。しかし、いつも一人だけで机の上で勉強しているだけでは、じきに飽きてきてしまいます。
いよいよこのタイミングでは、実際に他の話せる人と会話トライすることが必要です。
覚えた文を使ってみて、言ったことが通じればうれしくなり、逆に言いたいことが出てこなくて悔しさを感じたりして、それが次への大きな学習エネルギーになっていくというサイクルです。
一人だけでもくもくと知識を詰め込むだけでは、このようなサイクルにはなりにくいものです。
わたしの場合は、ちょうどこのようなタイミングのときに、海外出張が何度もあったので、そこでできるだけ英語を使って実トライをするように心掛けていました。
もしもそのようなことがなかったなら、オンライン英会話を使って実践練習をしていただろうと思います。(まだこの時点ではやっていませんでした)
あとから考えても、このタイミングでの実トライは、いろんな意味で大事であり、必要なことだと感じています。特に海外の人に話したことが通じて、英会話をする楽しさを知ることこそが、その後の大きな継続力につながっていくので。
この話すことの楽しさを知ることが、大きな一つの通過点になります。
・中学英単語一覧 001-100
・グロービッシュ英単語追加 001-100
【中級準備編】
せっせと基本文とフレーズの入れ替え練習をして、たまの海外出張のときには少しでも使う練習をしていたおかげで、買い物をしたり道を尋ねたりホテルの予約や精算など、さほど苦労せずにコミュニケーションが取れるようになりました。
しかし、まだまだでした。
欧米人のネイティブとマンツーマンで行うような会話では、余裕をもって話ができるレベルとは、とても言える状態ではありませんでした。
ネイティブと緊張しながら30分の会話ができるという程度では、とても中級とは言えません。まだまだ文を考えながら話している感覚も強くて、余裕がないからです。
リスニングでも同じで、相手の話を聞き洩らさないよう、緊張を維持しながら聞いているという状態でした。とにかく頭の中は高速回転していて、気を抜けなかったですね。
中級への秘密兵器
振り返ってみて、余裕ができるようになったのは、あることをじっくりと取り組んでからでした。そのことをやってから、ネイティブとは何時間でも、あるいは1日中一緒にいてもリラックスして話せるようになったのでした。
それは何かというと、リスニング力アップのためにと取り組んだ「SIM英語」、またの名を「スーパーエルマー」という東京SIM研究所の教材でした。アメリカのCBSニュースをまったく手加減無しのスピードで聞きまくる教材で、一番のポイントは返り読みをしないで英語の語順で意味を理解する力を養うという部分でした。
CBSニュースの教材は、意味のある塊ごとに区切られていて、間には空白が作られているので、その部分のときに前の部分の意味を理解し、そして次の部分に進んでいくという進め方です。
一つの文を意味のある塊ごと、通常は3~4つのパートごとに、順に理解していくというやり方です。何度も何度も繰り返すことで、徐々に英語の語順で意味を理解していけるようになりました。
返り読みをせずに英語の語順で意味を理解していけるようになるということは、相手の話す速度についていくことができるようになる・・ということでした。同じスピードで聞き取りながら、その意味を理解していけるということです。
さて、取り組んだ期間ですが、当時6ヶ月間の文部省認定の通信教育でしたので、最終レポートのまとめと提出を含めると、7ヶ月もの間、びっしりと取り組みました。
おかげで、リスニング力は格段にアップして、日常会話ならほとんど聞き逃しがなくなりました。聞き逃しがなくなると、自然に緊張感が抜けてリラックスして話せるようになり、自分でもその効果にとても驚いたものです。
この頃は中国に長期滞在していたときで、テレビ以外に大した娯楽もないので、少しでも時間あるときはmp3プレーヤーを取り出して、SIM英語を聞いていたものです。
そして、中級レベルにステップアップするために、同時にトライしたもう一つの教材「ピンズラーアメリカ英語」。この教材は、スピーキング力を伸ばすことを目的に、SIM英語とほぼ同時に取り組んだのでした。
この2つの教材に取り組んで、リスニングとスピーキング力を同時に高めて、中級を目指したわけです。
詳細は次の記事で書きたいと思いますが、記憶力の弱い中高年の私が、自信をもって「中級です!」と言えるようになったのは、本当にこの2つの教材のおかげだと言い切っても過言ではありません。
前:中高年が英語学習を続けるためにやった勉強方法<
>次:中高年がスピーキング力アップのため取り組んだ教材
◆トップへ戻る
a:2466 t:1 y:2