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第3話 : ロングマン英英辞典を友達にしよう

 前回の記事で説明力をアップさせるために、ある「英英辞書」を
 お手本にしていると書きました。

 その辞書とは、「ロングマンの英英辞典」です。

 いろいろな英英辞典を調べましたが、
 わたしはこの「ロングマン英英辞典」が好きです。

 ロングマンの英英辞典は、正式な書名を
 「Longman Dictionary of Contemporary English
 と言います。

 1978年に発売され、1987年に改訂された辞書です。
 収録されている単語は5万5000語ですが、
 最大の特徴は、
  ・言葉の意味を説明するのに
     たった2000語の基本語しか使っていないことです。

 2000語といえば、高校の3年までに覚える必修単語の数です。
 従って、高校終了程度の英語力があれば、この辞書に書いてある説明
 はほとんど全てが読みこなせることになります。

 ロングマン1  ロングマン3


 また、写真のように2色刷りで、各所に説明用の絵がふんだんに挿入
 されているため、とてもわかり易く見やすいのです。

 さらには、英語を母国語としない人が陥りやすい盲点について、丁寧
 に説明されています。

 例えば、
 bive, get, have, make など、日頃会話ではよく使われる動詞のさま
 ざまな言い回しが、実際の用例付きで解説されています。

 そして give+前置詞、get+前置詞などの使い方もわかりやすく説明
 されています。

 

活用のやり方

 さて、ロングマン英英辞典の説明はこれくらいにして、説明力をアップ
 させるために、どのようにしてこの辞書を活用しているのかです。

 闇雲に毎日英英辞典を引っ張り出して、机の上で眺めて勉強している
 わけではありません。

 そんなやり方をしていたら、あっという間に飽きてしまい、続かなく
 なりますので。

 流れとしては、次の通りにやっています。

 1)説明できるようになりたい単語を一つ選ぶ
 2)まずは自分で考えて説明するようトライ
 3)次にその語をロングマンで調べてみる
 4)自分の説明のポイントとロングマンの説明のポイントを比べる
 5)効率よく説明するためのポイントを理解する

 一つのやり方 :
 今までロングマンを使って来てわかった一つのやり方ですが、次のよ
 うなとらえ方をして簡単に説明をするようにしています。

 1)その単語が所属する「ある範囲」を示す
 2)その範囲の「どの部分」なのか、スポットの情報を示す
 3)その単語の「機能、特徴」を示す

 例をあげると、
 もしも「バナナ」を説明するとしたら、

 ①所属するグループ → 南国の果物
 ②ある場所     → 細長く黄色い皮
 ③機能、特徴    → あまくておいしい、サルがとても好き

 というように説明を組み立ててみるのも、それなりにわかりやすいの
 ではないでしょうか。

 ■「やさしい単語で上手に説明
 第1話 : 説明力を鍛える必要性とそのやり方について
 第2話 : 説明力を鍛える (特徴を細かく細分化して説明)
 第4話:イメージをやさしい英語で説明
 第5話:発想を転換して説明
 

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