トップコラムネイティブ思考法を意識して学習

第23話:ネイティブ思考法を意識して学習

 「英語の語順で理解する」という言葉は何度か聞いたことがあると思
 います。

 「まず結論の主語+動詞をサッと言う、そしてそれを修飾する・・」
 です。

 このような思考法をSIM英語では、「ネイティブ思考法」と言って
 います。

 ・ネイティブ思考法に沿ってリスニング ⇒英語の語順で理解する
 ・ネイティブ思考法に沿ってスピーキング⇒英語の語順で文を組立て

 ということです。つまり英語の原理・原則に沿って、リスニングとス
 ピーキングを考えていくということです。

 わたしはSIM英語を長年やっていて、定期的に情報メールも送って
 もらっています。

 少し前のメールに、このとても大事な「ネイティブ思考法」について
 説明する記事が載っていましたので、ご紹介します。

 早いスピードの会話についていくためにも、また自在にスピーキング
 ができるようになるためにも、とても大事なことだと思いますので、
 内容をしっかり確認いただき、参考にしていただけたらと思います。

 まずは例で説明をします。

 (ここからの内容がメールで説明されていた部分ですが、見やすいよ
 うに少し編集しています)

 

ネイティブ思考法で形容詞句を作る

 ネイティブ思考法で「世界地図」を英語で言ってみると、

 1) the map

    当然、まずは the map ですね。
    ネイティブ思考法ではまずは、「the map」を先に出し、

 2) of the world

    それからそれが何の地図かということで「of the world」を
    くっつけます。

 このように「ネイティブ思考法」で覚えるように意識していると、
 「日本地図」と言う場合にも、まずサッと the map と言っておいて、
 of Japan と楽に言えるようになります。

 これが、原理原則を知ってから、あとは次々と応用をしていくという
 理にかなった学習法だということです。

ネイティブ思考法で副詞句を作る

 副詞句の場合も、「ネイティブ思考法」を意識しながら input する
 と、学習効率がグーンとアップします。

 具体例:

 「私はブラジルに叔父がいます」

 ちょっと簡単すぎる例文ですが、理解し易いようにあえて簡単な例文
 にしました。

 これを英訳すると、「英語の語順」で発想するので、

 1) I have an uncle

    「私には叔父がいます」の部分を、まず先に言います。 

 2) in Brazil.

    そして次にそれを説明するために in Brazil. と言います。

 この文の in Brazil は have を説明しているので副詞句になります。

 この例文のポイントは、I have an uncle「私は叔父を持っている」
 つまり「叔父がいる」という事をさらに説明するために、

 副詞句で in Brazil「ブラジルに」と言う、という点です。

 あまりに簡単な例文なので、意識にさえのぼらなかったかもしれま
 せんが、大切なことは、このように、

 「私は叔父を持っている… ブラジルに」と「ネイティブ思考法」で
 理解することです。

 このように、易しい英文を理解するときから、
 「ネイティブ思考法」を意識するとが非常に大切です。

 そうしておけば、難しく複雑な英文になっても、混乱することなく、
 「英語の語順」でスラスラと理解できるようになりますよ。

 (メール記事の終わり)

 特に追加して説明することはありませんが、この「ネイティブ思考
 法」を意識して英語を考えることは、本当に重要なことだと思って
 います。

 このことを意識して勉強するか否かで、今後の会話力に大きな差が
 でることは、間違いありません。

 自分の取り組んできた体験からも、そのように確信しています。

 ・第21話:英語モードに素早く切換える訓練
 ・第22話:BGMでSIM英語を聞き続ける効果
 ・第24話:リスニング力を自己評価しやる気アップ
 ・第25話:英語勉強を楽に継続するための方法
 

a:6321 t:1 y:0