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やはり違いは圧倒的な話す時間の量

 昨日のオンライン英会話の先生は、久しぶりに初めての方でした。
 かつては日本に住んでいたことのあるという人。

 Reira

 名前は「Reira(レイラ)先生」です。
 日本には10年間も住んでいたとのこと。

 当然日本語も堪能で、会話の途中に流暢な日本語が挟まれたりして、
 最初はとてもびっくりしました。

 また日本滞在中に4年間、キッチンリーダーとして、丼物や弁当、
 てんぷら、焼きそば、そしてお好み焼きなどの日本料理を作っていた
 とのこと。

 japanese foods

 好きな日本の食べ物は、サーモンやマグロの刺身と寿司で、働いてい
 るときにその同僚と話すことで、第三言語として日本語を学んだよう
 でした。

 

英語上達の秘策は・・?

 まあ、そういう先生でしたので、久しぶりにどうやって英語のレベル
 を磨いていったのかを尋ねてみました。

 すると返事は素早く一言。5歳のときからアメリカン・スクールに入
 り、四六時中英語で話したとのこと。

 american school

 ローカルのタガログ語を使うのは、唯一国語の時間で約30分間だけ。
 つまり、昼の時間はほとんど毎日、英語だけを使って生活していたと
 のことでした。

 また、「学校が終わってからはどうだったのですか?」との質問に、
 「わたしはできるだけ英語を使うようにしていた」とのこと。

 家庭に戻っても、英語でコミュニケーションができるような、
 フィリピンの家庭事情だったようです。まったく日本とは違います!

 まさに、机の上で30分、1時間だけ英語の勉強をするというのでは
 なく、昼も夜もほとんど英語だけで過ごしている・・という環境。

 この違いこそが、英語が話せるようになるフィリピンの言語環境で
 あり、またどうしても英語が話せるようにならない日本の言語環境
 なのだということを、強く感じさせられたのでした。

 聞くとあまりにも英語を使っている量が違うんです。

 仮に学校に行っている間の90%、家に戻ってからの半分の時間を
 英語で話しているとしたら、合計8時間くらいは英語を使い続けて
 いることになります。

 それを3年間。
 8時間×22日×12ヶ月×3年間=6,336時間

 もしも1日2時間ずつやったとしたら、4倍の時間がかかるという
 ことになります。つまり12年間です。

 1日2時間を12年間続けないと、同じ会話量にならないのです。
 これを一人で続けきれる人は、何人いるでしょうか?

 独学でこれをやり切れる人は、恐らくいないと思います。

 つまり1日30分勉強するという程度では、何年かかっても流暢に
 英語を話すなどということにはならないのだと、あらためて感じさ
 せられました。

 それを乗り越えて話せるようになるためには、やはりアイデアと
 重点志向で取り組んでいくしか道がないのです。

 その具体的なやり方は・・・次回ということで。

 ■次の記事:
  ・英会話の体験量の壁を乗り越える
 

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