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第8話:やさしく言い換えて話す工夫

 以前、英語が話せるようになったある日本人の体験談を聞いたことが
 あります。

 その人は、通常のやり方で独学や英会話学校へ行って話せるようにな
 ったというわけではなく、ネイティブの友人とのやり取りを通して話
 せるようになっていったとのこと。

 talking

 最初は本当にカタコトで苦労しながら、日本の習慣やその他あれこれ
 について教えたり、あちこち案内したりして面倒をみているうちに、
 英会話がだんだん上達していったようです。

 いろいろ説明したり、質問に対して返答したりと、毎日のこととして
 英語を使ったので、比較的短期間でうまく説明できるようになってい
 ったと言ってました。

 さほど話せなくても、何とかして意思疎通を図りたいという相手がい
 るので、カタコトでも話そうとしたし、もっとわかり易くと自分でも
 少しずつ勉強しながら取り組んでいったからだと。

 こういうやり方で英会話の練習をし、流暢に話せるようになれるのな
 ら、本当に理想的なやり方ではないでしょうか。

 ですが普通の人は、なかなかそういうわけにはいきません。

 いつも横に英語が話せる相手がいるということはとても恵まれていま
 すが、大事なポイントは、むしろもてる単語を工夫して少しずつ上手
 に説明できるようになっていく、その過程にあると思います。

 初めの頃は英語のレベルが低いため、思っていることをすぐにうまく
 説明できたわけではないはずです。

 下手な英語で何とか相手にわかってもらおうと、いろいろと考え工夫
 をしながら説明をしたのではないでしょうか。

 thinking

 わたしはそんな取り組みが、その人の英語レベルを上げることに対し
 て、大きな効果につながったのではないかと思います。

 つまり、自分の知っている単語を使って、言い方を工夫しながら、
 相手に言いたいことを上手に伝えることができるようになれば、きっ
 と自分の英語レベルもワンステップ、アップさせることができるので
 はないかと。

 それと大事なことがもう一つあります。
 それは毎日のように相手と話したという部分。

 できるだけ効率良く上達しようとするならば、毎日のように取り組む
 ことだということ。大きく間を空けないということ。

 たとえ5分でも、毎日の日課として英語モードになる瞬間を作ること
 が大事だと感じています。 

 以上のことより、
  1)知っている単語で話し方を工夫し上手に説明できるようにする
  2)毎日少しずつでも切れ目なく学習する(習慣化)
 の2点を意識して、気楽な気持ちで・・頑張っています。

 さて前置きはこのくらいにして、例題を少しやってみたいと思います。

1:「型破り」

 ・あの人は型破りだ

 ・・と言いたくなったとき、あなたはどう言いますか?

 辞書を引くと、
 ・型破りな  off the wall
 ・型破りな人 bandersnatch (型破りな人、荒々しい人)
 と書かれていますが、もちろんその表現については知りません。

 自分の知っている単語でどううまく言い換えるか・・・です。

 まず「型破り」の意味を考えてみると、
  「人と大きく違う」「とっぴな」「型にはまらない」
 というあたりが、近い意味です。

 また、ほとんどのケースは「(普通の人の発想を超えた)素晴らしい」
 という意味で使われることが多いです。

 一つの例ですが、「人と大きく違う」という点を言い換えて、
 「unique」と表現しました。

 ■ポイント:
  「型破り」を「人と大きく違う」と発想し、
  「unique」というやさしい単語に置き換えた。

2:「発想」

 ・何か新しい発想はないの?

 「発想」と言いたいとき、どう表現したら良いでしょうか?

 辞書を引くと「notion」という単語が書いてありました。
 しかしこんな単語は普段使っていないし、覚えてもいません。

 そこで辞書を横に見渡していくと、「idea」という単語も書かれて
 いました。

 なるほど! 発想という語句は、idea というやさしい単語で表わす
 こともできます。

 そうなると、
 ・Do you have any new ideas ?
  何か新しい発想はありますか?

 あるいは、
 ・Don't you have any new ideas ?
  何か新しい発想はないの?

 あたりの表現にすれば、意味は通じるのではないでしょうか。

 ■ポイント:
  「発想」という単語に対して、
  もっとやさしい言い方である「idea」に置き換えた。

3:「仮病」

 ・昨日は、仮病だったんだろう?

 この文を英語でサッと言えますか?
      ・
      ・
 ちょっとむずかしいですよね!

 ポイントとなる単語は「仮病」。
 辞書には「pretended illnesssickness)」と出ていました。

 確かに「pretend」は、「うその」とか「装う、ふりをする」などの
 意味なので、この単語を使って「病気の振りをしていたでしょう」
 ということはできます。

 ですがむずかしい言い方なので、自分ではこの単語が出てきませんで
 した。なので、もっと簡単で誰でも言えるような表現にすべきです。

 「仮病」の意味を考えると
 「病気でなかったの?」とか「本当に病気だったの?」と聞く方が
 自然です。

 Yesterday, you weren't really sick, were you ?
  あるいは、
 Were you really sick yesterday ?
  と言い換えました。

 これなら言えますよね!

 ■ポイント:
  「仮病」という単語を、
  「病気でない」や「本当に病気だった?」との表現に置き換えた。

最後に

 3つの例を上げましたが、いずれも言いたい内容を柔軟に発想し、
 いかに近い意味の簡単な語句に置き換えるか・・・がポイントです!

 この「柔軟な発想、対応」がとても大事です。

 これを瞬間的にできる人とできない人の差が、初級と中級、あるいは
 上級との違いだと思っています。

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 第6話:発想転換し言い換える練習
 第7話:3ポイントで上手に説明する方法
 第9話:やさしく説明する練習「ladybird」
 第10話:やさしく説明するスキルを磨く

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