お風呂でセルフスピーキングの効果
前回、英語の会話力を維持したり高めていくためには、「聴く」だけでは不十分で、「話す」トレーニングが必要と書きました。
そのため毎日お風呂の浴槽の中で、5分間程度、英語で考えるトレーニングをしていると。
最初はこれも、やったりやらなかったりして、最後は止めてしまうのではないかと、半分は思っていました。
しかし、最初こそ「さあやるぞ!」と''意思の力を動員する必要がありましたが、ある程度続けていると、少しずつ始めるのときの意思力が少しでもよくなってきたのです!
理由はいくつかあると思いますが、
一つは、
風呂の中では別のことをすることができないので、「まあ一度やると決めたことだからやろう」と、流れでやり始めるようになったから。
他のことをやるという選択ができないからでしょうか。
それと特筆すべきことは、続けていると少しずつ習慣化してくるということでした。最初はそうなるとは想像していなかったのですが。
つまり、お風呂に入ると最初に○○をして、次に△△をして、そして□□をする・・という一連の流れで行っています。
そのルーチンに新たなことを一つ追加しても、それが何度も何度も繰り返されると、新しい流れが従来の流れに取って変わって、それが普通の流れとして定着していったのです。
そうなると、最初の意思力はあまり必要ではなくなり、お風呂に行って浴槽に入ると、条件反射のように自動的に英語でものごとを考える(英作文)練習が始まっていくようになったのでした。
これは自分に取って少し大きな収穫でした。
なかなか続かなかったことも、
・他のことができないような時間を使う
・毎日やっている習慣の流れの中に入れて繰り返し行う
↓
・少しずつ習慣化していく
・意思力はだんだん小さくて済むようになる
という進め方をすると、比較的苦労せずに定着させていくことができるということです。
それとこのセルフトレーニングを続けていると、自分の弱いテーマが何なのか、本当に良くわかるようになります。
なかなか文がまとまらなかったり、どうしても言いたいフレーズや単語が出てこなかったりと、会話の上で弱い部分が明々白々となっていきます。
これをしっかりメモを取りレビューを続けていくと、自分の会話力が少しずつですが、伸びていると感じる瞬間がくるようになります。
やはりなんでも「継続力」なんだなあと、あらためて感じさせられた出来事でした。
■関連ページ(いま英語に思うこと)
・スムーズな会話のためのキーセンテンス
・話せる話題を増やしていく必要を感じて
・リスニング力について考える
・英語力を高めるために何が必要か
a:3417 t:1 y:0